飛行機から降りたら腰とお尻がイタイ！40代男性坐骨神経痛の施術例

家族旅行で飛行機に乗って目的地に着いたら腰とお尻が痛くなったそうです。1年も痛みが続いて何もしてなかったわけではありません。週1回、よく知られた大手の整体に通っていたのですが治りませんでした。

骨盤のズレを治しても痛みは治らなかった

腰とお尻を痛めてから大手の整体に通っていたようですが、どんなことをしていたか尋ねると、「骨盤のズレを測って施術後には0㎝になったから骨盤のズレを治しました。」というものだそうです。

身体の痛みは骨盤のズレを治せばすべて上手くいくわけではありません。しかも左右均等で0㎝という方はほとんどいないはずです。聞いた話ですが、レントゲンを撮ったらあまりにもキレイな背骨をしていてこのレントゲン僕にくださいと言った医師がいたそうです。それくらいキレイな背骨や骨を持った方は珍しいということでしょう。生まれつきほぼ左右均等の場合はあるかもしれませんが、育ってきた過程でどれだけ左右均等に使えていたかというと、そんなに上手くはいかないはずです。それぞれ強い筋肉や弱い筋肉、キレイな関節、はまり具合が悪い関節があるはずです。

その中で生活するわけですから多少のズレは出てくるはずです。多少のズレが大きくなると痛みは強くなる可能性はありますが、ズレを小さくしてそのズレにも耐え得る身体づくりした方が私は良いと考えてます。

会議中に立ってしまうくらい長い間座っていられない

仕事で座っていることが非常に多い方です。どうしても会議が多くなってしまい、1日中会議をしていることもありました。そんな時には座っていられなくなり、立って会議を続けることがしばしば。

出張が多いので飛行機や新幹線によく乗ります。国内だけでなく海外出張も何回かありました。痛みを感じたキッカケも飛行機でしたね。いつも言っていますが、座りっぱなしは腰に負担が掛かりっぱなし。同じ場所に負担が掛かり続けることを避けるために歩かなくてはいけません。動けば血流が良くなり、腰を休ませ回復を手伝います。立ちっぱなしも良くありませんが、脚も使うので座りっぱなしよりはマシです。会議中に立ったのも無意識に楽だと感じたのでしょう。

今や座り過ぎは健康リスクがあるとWHOが発表するまでになりました。喫煙や飲酒と同じような扱いです。腰やお尻の痛みだけでなく寿命や病気のリスクを減らすためにも座りっぱなしを避けて歩いてください。

職場環境と気遣いという性分が筋肉を硬くする

40代という若さでとても高いポジションに抜擢され、とても忙しく働いているためなかなか息つく暇がありません。担当している部署の範囲がとても広く、仕事量が多くなってしまい出張も週に2～3回という忙しさ。

爽やかで飄々としている印象ですが、若さと高いポジションというアンバランスさが故の悩みもあるようで、ストレスは当然あるでしょう。

ストレスを溜めていると判断した理由は、首を押した時の痛がり方。ストレスを抱えると首や肩に症状が出やすいのですが、首の張りはそんなに硬くないのにとても痛がることが多かった。しかも初めから。

相当気を配って仕事をしているんでしょう。きっと気遣いの方なんだと思います。ストレスを長く抱えていることで、首や肩だけでなく身体全体の筋肉が硬くなってしまいました。

生活環境の見直しが解決策の1つ。睡眠時間を取ってゆっくり休日を過ごす

休日はゴルフとサッカーをすることが多かったです。ゴルフはまだしもサッカーとなると運動量が多く、走ったり強く蹴ることは身体への負担が大きくなってしまいます。

痛みを抱えているのに、こういった運動を続けていたことも治らなかった理由でしょう。痛みが強いうちは運動を避けて、なるべくゆっくり過ごして欲しいとお伝えしました。

それ以後もゴルフやサッカーを続けていましたが、雨の日や長いお休みの日は睡眠時間を長く取ってゆっくり過ごす日も作ってくださいました。そのかいあって、痛みを取ることにつなげることができました。

2か月ちょっとで9回の治療（施術）を経て、会議中に立つことがなくなった

初めの見立ては6回で8割の状態に戻せるのではないかと思っていました。しかし、なかなかそうはいかずに2か月ちょっとで9回の治療を経て8割の状態に戻すことができ、やっと会議中に立つことがなくなりました。

後で伺った話ですが、パーソナルトレーニングを7回終了時から始めたそうです。痛みがなくなってきたので身体を動かそうと思ったのですね。今でもゴルフ、サッカー、パーソナルトレーニングと続けていますが、以前のような痛みはなくなりました。ちょっと身体を動かし過ぎて腰やお尻に違和感があるので、調整や修正しなければなりませんが、このままでも十分に快適な生活を続けられるでしょう。

今も通い続け、同じような症状の方をご紹介下さいましたから、喜んでいただけたと思います。

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