腰のコルセットや膝のサポーターなど、身体を支えるものは積極的に使ってほしいと思います。「筋肉が弱るから使うことに抵抗がある」という声がありますが、痛みなく楽に過ごした方が筋肉は回復してくれます。それから体操したって遅くはありませんし、サポーターは必要なくなります。むしろ、痛いのを我慢して過ごすと筋肉がより傷つき痛みが強くなって最終的に弱ります。サポーターを使い続けると確かに弱くなりますが、回復した後に鍛えてあげれば90代でも強くなるので心配いりません。先日、80代の変形性膝関節症の患者さんがサポーターを外出時に身につけていたら楽になったと仰ったので、膝を触ると筋肉や靭帯の張りが少なく痛みや浮腫みが減りました。自分に合うサポーターが見つかり良くなった例ですが、合わないサポーターを使えば悪くなることがあります。身につけた時、使った翌日などツッパリ感や痛みがないことを確認して使ってください。
1977年生まれ。祖父・父・兄が揃って「整体・指圧・マッサージ」の治療院を開設する、いわばこの世界のサラブレッド。学生時代はスポーツ（ゴルフ）に取り組み、大学卒業後、会社員を経てこの世界へ。
2005年独立開業。以来、からだに触れながら、その背景にある生活スタイルやこころのバランスなどにも目を向けた、トータルケアを心がけている。
平成16年 国家資格 あん摩マッサージ指圧師免許取得（第121762号）
