榊城整体院

施術を受ければ階段下りるのなんて怖くない!膝の痛みでお悩みの方々へ

膝の痛みで階段を使うときに手すりを使っているのならば施術を受けてください。階段を使わずにエレベーターをお使いの場合はなおのこと施術を受けるべきです。今まで、階段が怖かった方々を手すりなしで使えるようにした私ならではの見解を述べたいと思います。

 

数十年も膝の痛みを抱えていれば重い状態になる

階段を手すりなしで使えなくなった方たちはかなり前から膝の痛みがあったはずです。数年前、数十年前という方も珍しくないはずです。膝の痛みをそれだけ抱えていれば、重い状態となって痛みがなくなったり良くなったりすることは難しくなります。

 

きっとそれまでに病院へ行ってリハビリをしたり鍼やマッサージなどを受けたりしてなかなか改善することなく膝の痛みを治すことは難しいと分かっている方、治すことを諦めた方もいらっしゃるでしょう。手術を受けたものの、良くならなかった方、中には手術が嫌いでそのまま放置している方もいらっしゃるはずです。

 

実際、私が施術で改善したお客様はこういった方々です。こういった方々が階段を使えるようになるのには、時間とテクニックが必要です。

 

触って押さなきゃ分からない

きっとご自分でも色々試したことでしょう。筋トレ、ストレッチ、サプリメントなどなど。軽い症状なら良くなるかもしれませんが、階段を使えない方にはそれだけでは良くなりません。それぞれが良いものであり効果がありますが、うまく組み合わせないと膝の痛みは良くなりません。

 

ご自分の膝がどうなっているのかわかりますか?病院で画像を撮ればわかりますが、細かいことは触ったり、押したり、動かさないと分かりません。セルフチェックである程度は分かりますが、一人で押したり動かすと力が入ってしまうため本当の状態が分からないです。私でも、押されたり動かされたりしないと本当の自分は分からないですよ。

 

本当の状態が分からないと組み合わせることはできませんし、今何が必要かも分かりませんね。

 

膝だけでは治りません。腰だけの施術で痛み解消

膝だけ施術しても治りません。腰や股関節、足も施術しなければいけないことがあります。特に腰は必須です。必ずと言ってもいいほど腰の状態が悪くなっています。膝はほとんど施術せず、ほぼ腰の施術だけで膝の痛みを解消したことがあるくらい影響は大きい場所です。腰から膝が悪くなることもあるんですよ。

 

現在もしくは過去に腰痛はありませんでしたか?今は膝の痛みがあるので腰の痛みを感じていないかもしれません。過去に痛みを感じたことがなくても、触ってみると腰の悪い方は多いです。筋肉の張りが強い、硬い、弱い、痛い。過去の腰痛があったときから、膝の痛みは始まっていたのかもしれません。

 

膝をかばうせいで股関節周りが張ります。お尻や太ももの前や外側が痛くなることがあります。痛みを感じなくても押せば痛くて強い痛みの場合もあります。この記事を読んでくださっている方も、この辺りに痛みを感じてるかもしれませんね。

 

数十年の痛みを良くするのには最低でも半年

冒頭で申しあげた通り、膝が悪くなるのには時間がかかります。それだけ筋肉が弱り、固まりきっています。これをほぐすには相当な技術と時間が必要です。筋肉は表層筋・深層筋があって何層にも重なっています。どこの筋肉たちが硬いかを理解し、その筋肉たちを押せるようにならないといけません。これは経験が必要になり、深層筋を押せるようになるのにはちょっとした技術がいります。

 

本当に硬い部分(ラスボス)は奥に隠れています。これを押せるようになるのにはそれを覆っている筋肉たちをやわらかくしないと指がそこまで到達しません。固まりきった筋肉を一つ一つ緩ますには何度も施術しなければなりませんから時間がかかります。ラスボスをやわらかくするのにはさらに時間が必要です。ですから、最低でも半年はかかると思ってください。

 

半年と聞いて驚かれたと思いますが、それでも順調に進んで半年です。もっとかかる場合があります。しかし、考えてください。数年、数十年かけて膝を悪くしたわけですから半年なら早い方です。それだけ膝の状態を悪くしてしまったのです。

 

膝が小さくなる。水が引く。膝が伸びた

施術を進めていくと少しずつ変化が現れます。

 

悪い膝は健康な膝に比べて大きくなります。誰が見ても分かるくらい大きくなります。これは負担がかかる分、骨や筋肉が強くなろうとして大きくなるんですね。ただ大きいだけの木偶の坊のようなもので中身はなく強くもありません。痛くない方でも膝が大きければ要注意です。この大きい膝が施術によって小さくなります。健康な膝と同じにはなりませんが、筋肉の腫れがなくなるために小さくなります。

 

膝の状態が重ければ水が溜まります。場合によっては血が混ざります。最近は、病院で水を抜くことはあまりしません。どうしてもという時だけ水を抜くようです。ひどい場合を除いて施術をすると水が引きます。リウマチ患者さんでも水は引きます。

 

膝の水とは関節液と言って膝の動きを滑らかにするものです。もともとは血液からできるものです。関節液は古いものから新しいものに交換されるものなのですが、膝の状態が悪いと吸収されずに分泌ばかりおきるため、水が溜まってしまいます。施術によって膝の状態が上がると吸収をしてくれるようになり、血液に戻っていきます。これが施術で水が引く理由です。

 

膝の悪い状態を放っておくと関節が固まってしまいます。この状態になるとなかなか改善しませんが、70代~80代でも痛みは減り、上手くいけばなくなります。しかも、膝の骨が壊死に近いため手術を勧められた70代後半の女性は10年以上たった80代後半になっても固まった膝が伸びるようになっています。ただし、この方は痛みが消えるのに約2年。10年以上通われている賜物です。

 

もう階段は怖くない!

榊城整体院では、変形性膝関節症を中心にさまざまな膝の痛みを解消してきました。今までエレベーターを使っていたのに階段を毎回使うようになった、杖が邪魔になった、手術を勧められたが手術は嫌だったので避けられた、正座ができるようになったなど、さまざまな悩みを解決してきました。

 

この経験が、膝の痛みでお悩みを持つ皆さんにもお役に立てることができると考えています。

 

手すりを使わず階段を使えるようになりましょうね!

 

整体の知識や施術例、身体とこころに関することをブログに書いています

榊城整体院院長 榊 城 Sakaki Jo

1977年生まれ。祖父・父・兄が揃って「整体・指圧・マッサージ」の治療院を開設する、いわばこの世界のサラブレッド。学生時代はスポーツ(ゴルフ)に取り組み、大学卒業後、会社員を経てこの世界へ。

2005年独立開業。以来、からだに触れながら、その背景にある生活スタイルやこころのバランスなどにも目を向けた、トータルケアを心がけている。

平成16年 国家資格 あん摩マッサージ指圧師免許取得(第121762号)