榊城整体院

筋肉が弱っても回復優先!腰痛予防や対策にはコルセットを積極的に使うべき

私は腰痛をお持ちの方にコルセット(骨盤ベルト)を必要な場面で使ってくださいとお勧めします。しかし、コルセットを使うと患者さんは筋肉が弱ってしまうのではないかとご心配のようです。ですが、いつも心配ありませんとお答えしています。

コルセットを使わなければ筋肉がもっと傷む

まずはコルセットの目的を考えてみましょう。なんでコルセットを使うべきかですね。それは傷んでいたり弱っている筋肉を使わせないために使用します。もうそれ以上筋肉を使ってしまうと更なる傷つきや痛みが発生してしまうためにコルセットを使って動かさないようにします。

 

そうすれば、その筋肉は休むことが出来て回復する時間が持てます。もし、コルセットを使っていなければ状態が悪化してしまうのですから結果的には筋肉が弱ります。使用するしないにかかわらず筋肉は弱っていきますが、もし筋肉が回復してくれたらそこから鍛えることができます。

 

反対に状態が悪化して弱った筋肉は鍛えることが出来ません。弱りっぱなしで状態が上向くことはなかなか難しいでしょう。

買い物、抱っこに草むしり、日常生活にも活躍させたいコルセット

ジムへ行った方は見たことあるかもしれませんが、バーベルをもってスクワットしている方は腰にベルトを巻いて鍛えています。オリンピックで重量挙げの選手もそうですね。怪我をしていようが痛みがなくても巻いています。それだけ腰に負担がかかるシチュエーションだということです。

 

重いものを持つと腰に負担がかかりますから、お買い物で重いものを持って長時間歩く方は使うと楽だと思います。

 

子供を持つご家庭もそうですね。子供、孫を抱っこすることは日常茶飯事ですからご両親におばあちゃま、おじいちゃまは使用をお勧めします

 

この時期は引っ越し作業もそうですね。

 

長時間同じ姿勢は筋肉にとって嫌なものです。立ちっぱなしや座りっぱなしはとても負担がかかります。デスク作業、新幹線・飛行機などの移動がそうですね。

家事もそういう場面が多い気がします。立ちっぱなしでのお料理、皿拭き、アイロンがけ。洗濯物をたたむ時、掃除機をかけると腰痛になるケースがありますね。

 

草むしりや庭いじり。ちり取り作業の姿勢。腰の筋肉が少し伸ばされ丸まった状態で固まり痛みます。立ち上がるとき、腰を丸めた状態から元に戻すと痛みを感じますので、コルセットがあると楽になると思います。

 

このような場面で使っていただき、あとは外せば良いと思います。そうすれば、さらなる痛みの予防や腰痛緩和ができて楽に過ごせるでしょう。

簡単呼吸法で腹横筋強化=天然コルセットも鍛えよう!

こんなことを続けていると、腰の筋肉を傷つける場面が減っていきますから筋肉が回復します。そうなれば不思議なもので、コルセットを着けることが面倒になったり邪魔になったりします。そう思えば使用しなくても構いません。

 

それでも、痛みが変わらなかったり悪化するようであれば、それは筋肉の質が良くないのでストレッチやマッサージ、軽いトレーニングが必要かもしれませんね。

 

腹横筋を使いましょう。この筋肉がコルセットの役割をしていると言われています。有名なトレーニングはドローインというもので、簡単に言えば腹式呼吸です。息を吐きながらお腹を凹ませます。吐ききったら、息を吸いながらお腹を膨らませます。そして息を吐いてお腹も凹ませます。これを繰り返していく作業です。基本的で簡単に出来ますから、これだけで十分だと思います。

 

付け加えるとすれば、腰や臀部(おしり)、太ももの筋肉を柔らかくしてほしいです。

 

こうしていけば、コルセットを使い続けたとしても筋肉が弱ることはありません。むしろ、質の良い筋肉をつくる一助になるのではと考えています。

ですから、積極的にコルセットを使って腰に優しい生活をしてください。

整体の知識や施術例、身体とこころに関することをブログに書いています

榊城整体院院長 榊 城 Sakaki Jo

1977年生まれ。祖父・父・兄が揃って「整体・指圧・マッサージ」の治療院を開設する、いわばこの世界のサラブレッド。学生時代はスポーツ(ゴルフ)に取り組み、大学卒業後、会社員を経てこの世界へ。

2005年独立開業。以来、からだに触れながら、その背景にある生活スタイルやこころのバランスなどにも目を向けた、トータルケアを心がけている。

平成16年 国家資格 あん摩マッサージ指圧師免許取得(第121762号)